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Razer Viper V4 Pro レビュー:形状据え置きで49gへ。センサー・スイッチ・無線を全面刷新した正統進化モデル

Viper V4 Pro/XROSSHAIR編集部/2026.08.02/読了 約8
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Viper V4 Pro

今回レビューするのは、RazerのViperシリーズ最新作「Viper V4 Pro」です。2024年発売の前作「Viper V3 Pro」から月日を経て登場した後継モデルで、プロからも高い評価を得ている形状はそのままに、重量・センサー・スイッチ・ワイヤレス技術のすべてがアップデートされています。

先に結論をまとめると、以下の印象です。

  • 形状は据え置きのまま54gから49g(ホワイトは50g)へ軽量化。体感でもはっきり分かる違いで、これだけで買い替え検討の価値がある
  • センサー・スイッチ・ホイール・ドングル・無線技術と内部は全面刷新。バッテリー持ちは1,000Hz時で最大180時間と倍近くに向上
  • クリック音がやや高音寄りで大きく、静かな環境での使用やオフィス用途には向かない

製品提供:Razer

Razer Viper V4 Proとは

Razerは、ゲーミングデバイス大手として世界的に知られるブランド。左右対称マウス「Viper」シリーズはeスポーツシーンでの使用率も非常に高く、Viper V4 Proは同シリーズの最新フラグシップにあたります。

発売日は2026年3月で、価格は税込26,980円です。カラーはブラックとホワイトの2色展開となっています。

スペック

項目

Razer Viper V4 Pro

発売日

2026年3月25日

価格

26,980円

カラー

ブラック / ホワイト

形状

左右対称

サイズ

127.1 × 63.9 × 39.9mm

重量

49g(ブラック)/ 50g(ホワイト)

センサー

第3世代 Focus Pro 50K オプティカルセンサー

最大DPI

50,000

最大速度・加速度

930 IPS / 90G

ポーリングレート

最大8,000Hz(ワイヤレス・有線とも)

メインスイッチ

第4世代 Razerオプティカルマウススイッチ

ホイール

Razer オプティカルスクロールホイール

バッテリー持続時間

最大180時間(1,000Hz時)/ 最大45時間(8,000Hz時)

接続方式

2.4GHzワイヤレス / 有線

ドングル

8,000Hz対応ドングル同梱

前作からの変更点

形状自体の変更はありませんが、以下のアップデートが行われています。

  • 重量が54gから49g(ホワイトは50g)へ、約9%の軽量化
  • センサーが第2世代から第3世代 Focus Pro 50K オプティカルセンサーに変更
  • メインスイッチが第3世代から第4世代のオプティカルマウススイッチに変更
  • スクロールホイールが従来の機械式設計から光学式の「Razer オプティカルスクロールホイール」に変更
  • ワイヤレスが「HyperSpeed Wireless Gen-2」に進化。前世代より効率性が60%以上向上し、遅延も55%低減
  • ドングルがDeathAdder V4 Proと同じ半円柱型に変更され、LEDを3つ搭載
  • バッテリー持続時間が1,000Hz時で95時間から最大180時間、8,000Hz時で17時間から最大45時間に増加

パッケージ・同梱品

Viper V4 Pro
Viper V4 Pro
  • Viper V4 Pro本体
  • ワイヤレスドングル
  • USBケーブル
Viper V4 Pro

外観・デザイン

表面・質感

今回レビューするのはホワイトモデルです。形状はV3 Proから一切の変更はありません。

Viper V4 Pro

表面は非常にマットでサラサラとした質感で、それでいてViper V3シリーズから採用されているコーティング技術により、サラッとしつつもしっかりとしたグリップ感があります。ゲーミングマウス界の中でもトップクラスのグリップ力を誇るコーティングだと感じており、グリップテープがなくても十分に使える、非常に扱いやすい仕上がりです。

Viper V4 Pro
Viper V4 Pro

性能・使用感

形状と持ち心地

形状はViper V3 Proからまったく変わっていません。左右対称で万人向けの癖のない形状ですが、サイズ感としてはやや大きめなので、手の小さな方にとっては少し持ちづらいと感じるかもしれません。

Viper V4 Pro
Viper V4 Pro

重量は49g(ホワイトは50g)で、V3 Proの54gから約5g軽量化されています。持った感じでもかなり軽い印象を受けます。5gの軽量化というのは体感でも結構変わるもので、今作の進化の中でも特に効いているポイントだと感じました。

Viper V4 Pro

形状の特徴としてまず挙げられるのが後部です。後部は競合のLogicool G PROに比べると、、やや膨らみが抑えられた形状で、手のひらへの圧迫感が少なくなっています。また、最頂部は全長のちょうど中央ではなく、やや後部寄りに配置されています。これによって、後部の高さを抑えつつしっかりとしたフィット感も得られる、非常にバランスの取れた形状になっています。

一方で、側面の前方部分は丸まっておらず、やや外側に向いた形状です。そのため、薬指を伸ばして前方に置きたい方には配置がややしづらく、使いにくさを感じるかもしれません。ここは持ち方によって評価が分かれるポイントです。

Viper V4 Pro
Viper V4 Pro

底面とソール

底面には、上下に大型のPTFEソールが貼られています。ソールのエッジは丁寧に処理されており、引っ掛かりもなく滑走感も良好です。標準のままでも十分な品質で、張り替えずに問題なく使用できます。

Viper V4 Pro

センサーはホイールと同じ軸上、やや前方寄りの配置です。センサーの横には電源ボタンが搭載されており、長押しで電源のオンオフ、単押しでDPIの切り替えが可能です。

Viper V4 Pro

クリック感

メインスイッチにはDeathAdder V4 Proと同じ第4世代オプティカルスイッチが採用されており、クリック音やクリック感はほぼ同等です。クリック感自体は非常にクリスピーで、プリトラベル・ポストトラベルともに適度に調整されており、反発力もしっかりあるため連打が非常にしやすいです。クリック感がかなり明瞭なので、細かな操作がしやすいスイッチに仕上がっています。

Viper V4 Pro

一方で、クリック音がやや高音寄りで大きいのは少し気になるところです。ゲームプレイ中は正直そこまで気になりませんが、静かな環境でプレイしたい方や、オフィスなどでの仕事用としては、クリック音が大きすぎるためあまり向いていないと思います。音が大きい点を除けば、フィーリングとしては非常に使いやすく好印象です。

サイドボタンとスクロールホイール

サイドボタンは他のマウスに比べてやや大型で、左右でしっかり分離されているため非常に押しやすいです。フィーリングもクリスピーで、適度な反発力があって好印象です。

Viper V4 Pro

スクロールホイールは今作から光学式に変更されました。回しやすく、滑り止めのラバーにもしっかりノッチがついているタイプなので、非常に安定したスクロール操作が可能です。

ワイヤレス性能とバッテリー

ワイヤレス技術には「Razer HyperSpeed Wireless Gen-2」を搭載しています。DeathAdder V4 Proに初めて搭載された技術で、前世代よりも効率性が60%以上向上し、遅延も55%低減されているとされています。クリック遅延は平均0.204ms、モーション遅延は平均0.36msという超低遅延を実現しており、ワイヤレスと有線の両方で8,000Hzのポーリングレートに対応しています。

電力効率もかなり良くなっており、体感でもバッテリー持ちが大幅に向上した印象を受けます。公称スペックでも、1,000Hz時の最大持続時間が前作の95時間から最大180時間へと倍近くに増加。8,000Hz時でも前作の最大17時間から最大45時間へと大幅に伸びています。

ワイヤレスドングル

ドングルはDeathAdder V4 Proと同じ、半球型の重量感のある形状に変更されました。LEDが3つ搭載されており、ここから現在の設定を確認できるのが特徴です。

Viper V4 Pro
Viper V4 Pro

適度な重量感があるため机に置いたときの安定感があり、何より見た目が可愛らしい点もかなり気に入っています。

Viper V4 Pro

ソフトウェア

設定はRazerの統合ソフトウェア「Razer Synapse」から行います。Synapseは今年からWeb版(ベータ版)も登場し、ブラウザ上から利用可能になりました。ただしWeb版では一部の機能が省略されています。今回のレビューではアプリ版を使用しています。

Viper V4 Pro

まずドングル関連の設定として、レシーバーに搭載された3つのLEDに表示するステータスを、バッテリーレベル、接続品質、ポーリングレート、DPIステージの4種類から選択できます。LEDをオフにすることも可能なので、明るくて眩しいと感じる場合は消灯しておくこともできます。

Viper V4 Pro

パフォーマンスタブでは、感度(DPI)やポーリングレートの設定を行います。Razerマウス特有のユニークな機能が「スマートポーリングレートスイッチャー」で、フルスクリーンモードでゲームを実行しているときだけ特定のポーリングレートに設定し、通常のブラウジングなどではより低いポーリングレートに自動で切り替えられます。

キャリブレーションと調整機能も豊富です。

  • 感度マッチャー:他のマウスの感度に合わせて、本製品の感度を微調整する機能
  • 電源設定(ワイヤレスパワーセービング):スリープモードに入るまでのアイドル時間や、低電力モードへの移行を設定
  • マウスパッド表面キャリブレーション
  • 動的感度:好みのマウス感度や速度を選択し、加速度出力をカスタマイズできる機能。「クラシック」「ナチュラル」「ジャンプ」「カスタム」のプリセットから好みに応じた調整が可能
  • 回転:どのようなグリップスタイル(持ち方)でも、マウスの角度を仮想的に回転・補正することで、斜めに持って操作してもまっすぐな水平移動を可能にする機能
Viper V4 Pro
Viper V4 Pro

UIは非常に見やすく、操作性も抜群です。キャリブレーション、動的感度、回転、スマートポーリングレートスイッチャーと、便利で豊富な機能が備わっているのが特徴で、Webドライバー(Synapse Web)に対応したのも嬉しいポイントです。

まとめ

Viper V4 Proは、完成度の高い形状には手を加えず、それ以外のすべてを底上げした正統進化モデル。49gへの軽量化は体感でもはっきり分かるレベルで効いており、第3世代センサー、第4世代オプティカルスイッチ、光学式ホイール、HyperSpeed Wireless Gen-2と、内部は文字通り全面刷新。特にバッテリー持続時間が1,000Hz時で最大180時間まで伸びた点は、日常的な使い勝手に直結する進化となっています。

Viper V4 Pro

正直なところ、クリック音の大きさは人を選びます。ゲーム中は気になりませんが、静かな環境や仕事兼用での使用を考えている方には勧めにくいポイントです。また、形状の変更がないため、Viper V3 Proユーザーが急いで乗り換える必要があるかと言われると微妙なところではあります。

とはいえ、5gの軽量化とバッテリー・低遅延性能の進化は着実で、Viperの形状が手に合っている人にとっては現時点で最有力の選択肢です。クリック音さえ許容できる環境であれば、性能面で妥協のない一台となっています。

Viper V4 Pro
Razer
Viper V4 Pro
Black 49g / White 50gg・2.4GHz・8,000Hz・第3世代 Focus Pro 50K オプティカルセンサー

良い点

  • 形状据え置きのまま49g(ホワイトは50g)へ軽量化。体感でも分かる違い
  • 第3世代センサー・第4世代オプティカルスイッチ・光学式ホイールと内部を全面刷新
  • クリック感がクリスピーで明瞭。連打や細かな操作がしやすい
  • 大型で分離のしっかりしたサイドボタン
  • バッテリー持続時間が最大180時間(1,000Hz時)へ大幅向上
  • トップクラスのグリップ力を持つマットコーティング
  • LED付きの半球型ドングルで設定確認がしやすい

気になる点

  • クリック音が高音寄りで大きく、静かな環境や仕事用途には不向き
  • 前方側面がやや外側を向いており、薬指を最前方に置く持ち方だとポジショニングしづらい
  • やや大きめのサイズ感のため、手の小さな人には持ちづらい可能性がある

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