VAXEE PD151 / PD155 レビュー:ガラスに迫る硬質ベースと滑らかな新表面。唯一無二の滑りを比較

今回レビューするのは、VAXEEのマウスパッド「PD151 / 155 Series」です。独自の丸みを帯びたエッジ加工と底面の非常に高い滑り止め加工、そして非常に硬いベース素材を特徴とするPDシリーズに、新しい表面を採用して加わった2モデルを比較しながらレビューします。
先に結論をまとめると、以下の印象です。
- ガラスに近い硬さの沈み込まないベースと、毛羽立ちのないシルキーな表面による、布パッドとして唯一無二の操作感
- 縦横で滑走速度の差がほとんどなく、圧倒的な密着性と重量感で競技シーンでも安定した操作が可能
- 沈み込みによるグリップ感はほとんど得られないため、滑りの重いコントロール系パッドが好みの方には合わない
製品提供:VAXEE
VAXEE PD151 / PD155とは
PDシリーズは、VAXEEがエッジを丸く加工したマウスパッドとして展開しているラインの上位モデルです。もともと「PD140」「PD150」という表面がありましたが、ベース素材の生産歩留まりの改善に伴い、新しい表面を採用した「PD151」と「PD155」が2025年10月に発売されました。
サイズは2種類が用意されています。
- 通常モデル(PD):480 × 400mm
- プラスモデル(PD+):500 × 500mmの正方形
価格は6,490円-7,990円(税込、VAXEE公式ストア。サイズにより異なる)で、カラーはディープブルーのみの展開です。
スペック
項目 | VAXEE PD151 / PD155 |
|---|---|
発売日 | PD151:2025年10月 |
価格 | 6,490円-7,990円 |
カラー | ディープブルー |
サイズ展開 | PD(480 × 400mm) |
厚さ | 5.5mm |
表面素材 | 布 |
ベース素材 | 硬質ベース |
滑走タイプ | スピード |
PDシリーズの命名規則
名前の由来について、公式の説明によるとPDシリーズの数字はベースの硬さと滑りやすさの数値を組み合わせたものになっています。
ベースの硬さは3段階で、1がHard、2がMedium、3がSoftを表します。滑りやすさは4段階で、40がSlow、50がMedium、60がFast、70がVery Fastです。たとえば「150」であれば、Hardの「1」にMediumの滑り「50」を組み合わせたモデルということになります。もっとも、150はMediumとされていますが、実際に使ってみると結構スピード寄りの感覚があります。
PD150からの変更点
- PD151:全体的な滑りと初動がPD150よりわずかに速い
- PD155:PD151からさらに滑りが速い
- 共通:PD150に比べて表面の毛羽立ち感が弱くなり、より滑らかな触感に
外観・デザイン

表面・質感
表面はかなり滑らかな質感で、毛羽立ちは全く感じられません。非常に滑らかでシルキーなタッチでありながら、かなりスピード寄りの滑り感になっています。編み目もかなり細かいです。色味は公式名称でディープブルー、見た目にはネイビーに近い落ち着いた色合いです。

細部の作り
ベース素材にはかなり硬いものが使用されており、厚みは5.5mmと結構分厚めです。マウスパッド自体の重量もかなりあり、しっかりとした重厚感があります。
厚みはありますが、エッジには丸められる加工が施されているため、手首に当たっても全く痛くありません。

裏面はホコリや指紋がつきやすいツルツルとしたタイプですが、手で触っただけでも密着性の高さが伝わってきます。実際にデスクに置くと本当に微動だにしないほどの密着性があり、そこに重量も加わることで、競技シーンでも非常に安定した操作が可能なマウスパッドに仕上がっています。

性能・使用感
滑走速度:151と155の違い
151も155も、どちらも滑り出しがかなり速く、滑走スピードも速くて非常に滑らかです。比べてみると155の方がやや滑りが速い感じはありますが、そこまで劇的な差があるわけではなく、「やや速いかな」という程度です。151も十分に滑りが良いので、普段どちらを使うか迷うところです。

また、縦方向と横方向での滑走スピードの違いはほとんどなく、非常に一貫した安定した滑りが実現できています。サイズもかなり大きく、ローセンシプレイヤーでも扱いやすいマウスパッドです。
ガラスに近い硬さと独特の止め感
表面は布製ですが、ベース素材の硬さも相まって沈み込みはほとんどありません。布とガラスの中間というよりは、本当にガラスに近いような硬さです。沈み込みによるグリップ感はほとんど得られませんが、それでもガラスよりは、押し付けたときにググッとマウスが止まるような感覚が若干あります。

ガラスのようなハードな操作感が好きだけれど、滑りはもう少しコントロールが効くものにしたい、という方には非常におすすめできる仕上がりです。本当に唯一無二の操作感です。
まとめ
PD151とPD155は、ガラスに迫る硬質ベースの沈み込まない操作感と、毛羽立ちのないシルキーな新表面を組み合わせた、布パッドの中でも唯一無二のモデルです。縦横で差のない一貫した滑り、微動だにしない密着性、丸みエッジによる快適性と、競技用として求められる安定性の作り込みは徹底しています。

正直なところ、沈み込みによるグリップ感はほとんど得られないため、パッドに押し付けて止めるコントロール重視の操作や、滑りの重いパッドが好みの方には合わないと思います。この点は明確に人を選びます。
軽めの滑りが好みで、沈み込みのない高品質な硬いベースのマウスパッドが欲しい方、そしてガラスパッドのハードな操作感は好きだけれどもう少し止めが効いてほしいという方には、かなりおすすめです。唯一無二の滑りフィーリングなので、ぜひ一度試してほしい製品です。
販売ページ(VAXEE):vaxee.co/jp/product.php
良い点
- ガラスに近い硬さの沈み込まないベースによる、唯一無二の操作感
- 毛羽立ちのないシルキーな表面で、滑り出し・滑走ともに速く滑らか
- 縦横で滑走速度の差がほとんどない一貫性
- デスクに微動だにしない密着性と、重量による安定感
- 厚み5.5mmでもエッジの丸み加工で手首が痛くならない
- 500mm四方のPD+も選べ、ローセンシでも扱いやすい
気になる点
- 沈み込みによるグリップ感はほとんど得られず、押し付けて止める操作には不向き
- 滑りが重いコントロール重視のパッドが好みの方には合わない
- 裏面はホコリや指紋がつきやすい