本稿では、X-raypadより発売されているマウスパッド「Teru x X-raypad Origin Pro Cerberus」をレビューします。
製品スペック
製品名 | Teru x X-raypad Origin Pro Cerberus |
カラー | Cerberus / Black / Orange |
表面素材 | Fine-Textured Surface(布) |
裏面素材 | ポリウレタン |
ベース | SOFT / XSOFT |
サイズ | 360×300 / 450×400 / 500×500 mm |
販売ページ:Teru x X-raypad Origin Pro Cerberus [強化⻣格: ケルベロス]
パッケージ
大胆なアートが描かれた円筒ケースに収納されています。ベースが非常に柔らかい素材になっているため、開封直後でも巻き癖はほとんどありません。
製品概要
「TERU x X-Raypad Origin Pro Cerberus」は、日本のイラストレーターTERU (@teru_by_m)氏とのコラボレーションによって生まれたマウスパッド。TERU氏がデザインを手掛ける初のデザインマウスパッドとなっています。
「攻殻機動隊」から影響を受け、SFやサイバーパンクといった世界観に強い憧れを持つようになったというTERU氏ですが、苦悩の末に生まれたのがオリジナルのキャラクター作品「REDTAIL」。今回のテーマである「強化骨格」もREDTAILに含まれるモチーフの1つであり、攻殻機動隊の”義体化”に着想を得ていると述べています。
(参考:https://www.anicoremixgallery.com/exhibition/teru-exhibition-good-for-health/)
デザイン|滑走感
TERU x X-Raypad ORIGIN PROに描かれているのは、ギリシア神話に登場する冥界の番犬・ケルベロス。強化骨格の名の通り、細部にわたる骨格の角張ったディテールが緻密に描かれています。鋭い牙や骨のディテールが非常にリアルで迫力があり、赤と青のコントラストからは強烈な印象を受けます。
ゼロディレイを謳う表面のテクスチャーは、滑らかでサラサラとした質感です。網目が細かくシルキー寄りなテクスチャーですが、毛羽立ちが少なく、湿度にもある程度の耐性がありそうな印象です。
滑走時には一定の抵抗を感じながらも軽快な滑りです。クッション性が高く、止め性能に関しても良好で力を入れずともピタッと止まる感覚があります。ベース素材はポリウレタンで柔らかく反発力があります。
操作感としてはArtisan 零に近いですが、零の方がややザラつきがある一方、TERU x X-Raypad ORIGIN PROは表面がより滑らかです。滑走時の抵抗感は零よりわずかに大きく、コントロール寄りの操作感です。止め性能に関しては零も止めやすい部類ですが、ORIGIN PROの方が優れています。
印刷されたデザインには滲みなどは見られず、全体的にクオリテイーは非常に高め。細部のディティールまで緻密に描かれており、安っぽさは感じられません。
エッジはステッチ加工が施されています。丁寧に編み込まれており、ほつれ等は見られません。エッジの高さは滑走面よりも低く、操作時に手首に当たることもなく快適に使用できます。
裏面
裏面にはポリウレタンベースが使用されています。かなり柔らかめな素材でクッション性に優れています。
裏面のグリップ力は十分で、激しい操作をしても不意に動いてしまうことはありません。六角形模様の凹凸が無数にあり、安定感のある操作感に寄与している模様です。
まとめ
「TERU x X-Raypad Origin Pro Cerberus」は、イラストレーターTERU (@teru_by_m)氏とのコラボレーションによって生まれたマウスパッド。強烈なインパクトを与えるケルベロスの骨格アートが緻密に描かれており、鮮やかな赤と黒のコントラストが印象的な迫力あるデザインとなっています。
デザインだけでなく機能性も兼ね備えており、さらさらとした表面は一定のコントロール性を維持しながらも軽快な滑走感をもたらします。コントロール性に優れており、操作性にも癖が少ないため、万人におすすめできるマウスパッドです。
印刷のクオリティーは非常に高く、ステッチ加工も丁寧に施されています。特に欠点は見当たりませんが、独特なデザインであるため人を選ぶとは思います、デザインが気に入ればぜひ一度試してみて欲しい製品です。
販売価格はX-raypad公式サイトでは約32-54ドル。ラインナップはベースの硬度が異なるSOFT/XSOFTの2種類、サイズは360×300(Large)、450×400(XL、SOFTのみ)、500×500(XL Square)の3種類から選べます。
さらに印刷がされていないブラック/オレンジモデルも用意されており、こちらの方は若干安くなっています。印刷なしの方がコントロール寄りになります。
国内代理店である「ふもっふのおみせ」でも取り扱われる模様です。現時点で正確な発売日については不明ですが、公式Xでアナウンスがあるとのことなので気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
以上、「TERU x X-raypad Origin Pro Cerberus」のレビューでした。
コメント