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ROG Falchion RX Low Profile レビュー:滑らかな打鍵感、ミニマルで多機能なロープロファイルキーボード

本稿では、ASUSより発売されているゲーミングキーボード「ROG Falchion RX Low Profile」をレビューします。

サンプル提供:ASUS

目次

製品スペック

製品名ROG Falchion RX Low Profile
キーレイアウト英語配列 65%レイアウト
スイッチROG RX Low-Profile オプティカルスイッチ Red
AP / キー荷重1.0mm / 40-55gf
ライティングあり
接続方式有線 Type-C / Bluetooth
USBレポートレート1000Hz
対応OSWindows 11 / macOS 10.11以降
バッテリー持続時間最大430時間 2.4GHz RFモード(RGBオフ時)
サイズ306 x 110 x 26.5mm
重量595g

開封|同梱品

同梱品

  • キーボード本体
  • キーボードカバー
  • USBレシーバー&USBドングル
  • USB Type-Cケーブル
  • ROGステッカー
  • マニュアル・保証書

概要|デザイン

ROG Falchion RX Low Profile」は、ASUSのゲーミングブランド「ROG」から発売されている65%のワイヤレス薄型ゲーミングキーボード。光学式でルブ済みのROG RX Redスイッチを搭載するほか、トライモード接続対応、2層のシリコンフォーム内蔵、メディアの再生・一時停止、音量調整などを行えるタッチパネルを搭載するコンパクトながらも多くの機能を備えるキーボードです。

「ROG Falchion」シリーズのロープロファイル版となる本製品は、薄さ26.5mm、60%のキーボードフレームに65%のキーボードレイアウトを組み込んだコンパクトさが特徴の一つ。ミニマルながらも洗練された印象を兼ね備えるデザインとなっています。

また、ケース側面はアルミフレームで覆われており、エッジはツヤ感のあるカット加工が施されています。ロゴもシンプルな佇まいで、高級感を感じさせる造形となっています。

本体左側の背面には、「ROG Falchion Ace」でも搭載されていたタッチパネルに加え、多機能ボタンを追加搭載。背面のボタンで各種機能を切り替えることができ、前面上部にある鏡面仕様のLEDインジケーターにリアルタイムで調整状況が表示されるようになっています。

これにより、キーボード単体でメディア再生/一時停止、音量調整、キーボード照明調整が可能となりました。また、4つ目の設定項目は設定ソフトでカスタマイズすることができ、Windowsのショートカットや特定のキーボード機能などを割り当てることが可能です。

接続方式はトライモード接続に対応。RGBオフで最大430時間以上の連続使用が可能な低遅延の2.4GHz接続をはじめ、最大3台までの同時接続が可能なBluetooth接続、有線USB接続に対応しており、さまざまな用途での使用が可能。各種接続方式は背面のスイッチにて切り替えることができます。

また、Mac OSにも対応しており、背面スイッチにてWindowsモードとMac OSモードを簡単に切り替えることができます。その他、背面にはUSB Type-Cポート、USBレシーバーの収納ポケットが備わっています。

※青いフィルムはLEDインジケーターの保護フィルム

裏面は以下の通り。裏面の素材はプラスチックで、2段階調整のチルトスタンドが備わっています。また、滑り止めのラバーは四隅に設置されています。重量は595gで軽すぎず重すぎない適度な重量感があり、使用中に位置がずれることもありません。

付属のキーボードカバーは、移動中の保護ケースとして使用できるほか、使用していない時の埃除けやトレイマウントとしてキーボードの下に敷いて使用することもできます。

キーキャップはLED透過のABS製。UVハードコーティングが施されており、テカリにくさが大幅に向上したとのこと。表面はマットな質感で適度なグリップ感があります。前方側面にはファンクション機能の印字が施されており、主張は少ないながらも各種機能を簡単に操作することができます。厚みは実測値で1.2mmほど。

ファンクションキーはキーボード右下のFnキーと同時押しすることで使用可能。LEDの点灯パターンや音量調整、Bluetoothペアリング、バッテリー残量確認、画面輝度調整、Windowsキーロック、全ウィンドウを一時的に閉じる+ボリュームミュートする機能など、多彩な機能を備えています。

打鍵感|スイッチ

ROG Falchion RX Low Profileは、新開発された光学式の自社製キースイッチ「ROG RX Red Low-Profile スイッチ」を搭載。動作点となるアクチュエーションポイントは1.0mm、押下圧はイニシャルフォース40gf、トータルフォース55gfと軽すぎず重すぎない、バランスの取れたスイッチです。

また、キーボード内部には2層のシリコン消音フォームを搭載しており、打鍵時の反響音も極力抑えられています。打鍵音はコトコトとした低音寄りで静音性はかなり高め。打鍵感も非常に滑らかで、ロープロファイルキーボードとは思えないほど上質な打鍵感となっています。同じロープロファイルキーボードである「Lofree Flow」のGhost軸に打鍵感は近いような印象を受けます。

「ROG RX Red Low-Profile スイッチ」は、軸ブレの少ない安定したキーストロークが特徴。従来のスイッチのように中央にステムがある形状ではなく、独自の中空角型ステムと4つのコーナーラッチ、X-スタビライザーを採用しており、軸ブレがかなり抑えられています。キーキャップの隅を押してもブレが少なく、安定した入力ができます。

他の競合機種となるLogicool G913、Razer Death Stalker V2との比較では、軸ブレが断トツで少なく、明確なメリットであると言えるでしょう。軸ブレから来るカチャカチャ感もほとんどなく、コトコトとした上質な打鍵感を味わうことができます。

また、ライティングは中央にLEDを配置した全方位照射型を採用。従来のキーボードだと基本的に南/北向きにLEDが配置されていることが多いのですが、中央にLEDが配置されていることにより、均一なライティングを実現しています。

LEDの点灯パターンは10種類。常時点灯のほか、ゆっくり点滅、リアクティブ、リップル、星空、クイックサンド、レインドロップなど様々な点灯パターンが用意されています。また、それぞれのパターンでカラーの設定ができるため、自分好みに調整することができます。

普段キーボードのLEDは単色で使用することが多いのですが、本製品は強調しすぎないふわっとした光り方が綺麗で、かつ点灯パターンも洒落ているものが多いので、個人的に気に入ったポイントの一つです。

ソフトウェア

ROG Falchion RX Low Profileの設定ソフトウェア「Armoury Crate」では、キーバインド変更やタッチバーの機能変更、LEDライトの調整などを行うことができます。

Armoury Crate ダウンロードリンク:https://rog.asus.com/jp/keyboards/keyboards/aura-rgb/rog-falchion-rx-low-profile/helpdesk_download/

ROG Falchion RX Low Profile|総評


ROG Falchion RX Low Profileは、白をベースとしたカラーリングにアルミフレームを採用したミニマルデザインのロープロファイルキーボード。60%サイズながら65%キーボードレイアウトに対応し、光学式でルブ済みのROG RX Redスイッチを搭載するほか、トライモード接続対応、2層のシリコンフォーム内蔵、メディアの再生・一時停止、音量調整などを行えるタッチパネルを搭載するコンパクトながらも多くの機能を備えるキーボードです。

打鍵感はかなり滑らかで適度な反発感があり、ロープロファイルキーボードの中ではかなり良好な打鍵感だと感じました。また、静音性に優れていることと、主張の少ないデザインから、ゲームだけでなく事務用途としても使えるのではないでしょうか。ミニマルながらも多機能で、高級感もあり非常に洗練された印象を受けるキーボードです。ロープロファイルキーボードに興味のある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

以上、「ROG Falchion RX Low Profile」のレビューでした。

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