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RAWM ES21M レビュー:8Kポーリングレート対応と高性能センサーを搭載した約1万円のゲーミングマウス

本稿では、RAWMより発売されているゲーミングマウス「ES21M」をレビューします。

製品提供:MechKeys

目次

製品スペック

製品名RAWM ES21M
カラーホワイト / ブラック
形状左右対称
接続方式無線 / 有線
スイッチHUANO Green and White Pot
センサーPixArt PAW3950
DPI50-30000DPI
LOD低 / 中 / 高
ポーリングレート125-8000Hz
サイズ122.2×64.5×39.1mm
重量47±2g(実測値47.4g)
バッテリー容量300mAh

販売ページ(MechKeys):https://mechkeys.com/ja/products/rawm-es21?variant=46510320156895

開封|同梱品

同梱品

  • マウス本体
  • ワイヤレスレシーバー
  • USB Type-Cケーブル
  • 専用グリップテープ
  • マニュアル類

形状とデザイン

ES21Mは、2019年に中国で設立された新興ゲーミングギアブランド「RAWM」からリリースされた、高性能な左右対称マウスです。標準的な左右対称デザインながら、最新のPixArt PAW3950センサーを搭載し、最大で8000Hzのポーリングレートに対応。高い応答性と追従精度が期待できる設計となっており、競技系FPSをはじめとした用途においても優れたパフォーマンスが見込める製品となっています。

ES21Mはホワイトとブラックの2色から選択可能。今回レビューしているのはブラックモデルで、外観は艶やかさを抑えた落ち着いた黒一色です。ゲーミングデバイス特有の装飾を排したシンプルな印象で、デスク周りに溶け込みやすいデザインとなっています。

表面はマットな質感で、手触りは非常にさらさらとしています。一般的に黒いマウスは皮脂汚れなどが目立ちやすい傾向にありますが、本製品については比較的汚れが目立ちにくいと感じました。

メインボタンはセパレートタイプで、中央には緩やかな窪みがあり、指が自然に収まりやすい形状です。スイッチはHUANO Green and White Potで、クリック時のフィードバックが明確かつ歯切れがよく、指先への返りがしっかりと伝わります。クリック音はやや大きめです。プリトラベルは短めでポストトラベルも過度な長さで、扱いやすい自然なクリック感に調整されています。

ホイールは適度なノッチ感があり、スクロールは標準的な重さで回転音は控えめです。クリック感はやや硬めな印象を受けます。

左側面には「RAWM」のロゴが黒字で控えめに印字されており、光が当たるとわずかに反射して上品なアクセントを加えています。

側面形状は一般的な逆ハの字型で、中央部に深めのくぼみが設けられ、後方にかけてやや膨らむ構造です。

トップシェルは中央からやや後部にかけて高さのピークが置かれ、全体的に丸みを帯びた形状となっています。

以下はLogicool G PRO X SUPERLIGHTとの比較図です。全体的なサイズ感は近しいものの、ES21Mは後部が低めに設計されているため、手のひらの圧迫感が抑えられ、より自由度の高いグリップが可能となっている印象を受けます。

画像:Eloshapes

底面は上下に大きめのPTFEソールが配置されています。一般的なツルツルとしたテクスチャではなく、Lamzu Maya Xの標準ソールのようなサラサラとしたマットな質感で、滑走音が非常に静かなのが特徴です。摩擦感も少なく、滑り出しから止まりまでスムーズで扱いやすいと感じます。

左側にはDPI切り替えボタン、右側には電源スイッチが搭載されています。

全体としては癖の少ない左右対称シェイプで、多くのユーザーが自然に手に馴染ませやすい設計といえます。丸みを帯びた外観ながら、ゲーミングデバイスとして必要な機能を凝縮しており、堅実かつ洗練された仕上がりです。

ソフトウェア

RAWM ES21Mは、ウェブドライバーの「RAWM HUB WEB」とアプリ版の「RAWM HUB」の2種類が用意されています。どちらも日本語対応でDPIやポーリングレート、LODなどを調整できるほか、パフォーマンスモードやモーションシンク機能、さらにスリープ時間なども細かく設定できるようになっています。

RAWM HUB WEB
アプリ版の「RAWM HUB」

RAWM ES21M|総評

RAWM ES21Mは、軽量かつ高精度センサーを搭載した左右対称マウス。約47gという軽量ボディにもかかわらず、クリックの感触、癖の少ない扱いやすい形状と、ゲーミングデバイスに求められる重要な要素が高い水準でまとめられている印象です。

また、最大8,000Hzまで設定できるポーリングレートや良質なPTFEソールなど、競技ゲーマー向けのこだわった仕様が目を引きます。左右対称形状も万人にフィットしやすく、特定の持ち方に依存しない柔軟性が魅力です。

デザイン面でも過度な装飾を排した落ち着いた仕上げが特徴です。無駄を省きつつ最新の技術をしっかり詰め込んだ、実力派の左右対称マウスとして十分にお勧めできる製品と言えます。

販売価格は、MechKeysで66.99ドル(本稿執筆時点で約10,500円)と非常に安価。性能と形状から考えてもコストパフォーマンスは非常に高く、安価で性能の良い左右対称マウスをお探しの方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

販売ページ(MechKeys):https://mechkeys.com/ja/products/rawm-es21?variant=46510320156895

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