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Ninjutso Sora V2 レビュー:Soraシリーズの正当進化、約40gで最大8000Hzに対応した超軽量マウス

本稿では、Ninjutsoから発売されているマウス「Ninjutso Sora V2」をレビューします。

製品提供:Ninjutso

目次

製品スペック

製品名Ninjutso Sora V2
カラーブラック / ホワイト
形状左右対称
接続方式2.4GHz / 有線
サイズ119.2×59×37.3mm
重量39±2g
ボタン数5ボタン
センサーPixArt PAW3395
DPI50-26000DPI
LOD1/2mm
ポーリングレート125 / 500 / 1000Hz(専用ドングルで最大8000Hz対応)
バッテリー持続時間80時間

製品ページ:Ninjutso Sora V2

開封|同梱品

同梱品

  • マウス本体
  • USBワイヤレスレシーバー
  • Type-C USBケーブル
  • マウスソール×2
  • マニュアル

概要|デザイン

Ninjutso Sora V2は、Soraシリーズの3代目となるゲーミングマウス。初代のSora、4Kに対応したSora 4K、そして最新作となるSora V2のシリーズ化されている人気製品です。形状は低背かつ後部に高さのあるEndgame GearのXM1rシリーズがベースの形状となっています。

初代のSoraの重量が実測値47.6gなのに対し、Sora V2では41.8gまで軽量化されています。さらに専用ドングルを別途購入することで最大8000Hzのポーリングレートに対応するとのことで、今後のアップデートが楽しみな製品でもあります。

以下は初代Soraとの比較画像。一見同じに見える形状ですが、微妙に変更が加えられており、長さが120.8から119.2mmに、グリップ幅が59.8から59mmと全体的に小型化。高さには変更はありません。

左:初代Sora|右:Sora V2
上:Sora V2|下:初代Sora

数値で見るとわずかな違いですが、実際に手に持った感じとしては特に全長が短くなったことで、手への収まりが良くなった印象を受けます。また、サイド部分に関してはわずかに細くなった感じはしますが、0.8mmと微小な差のためそこまで大きな変化は感じ取れません。

左:Sora V2|右:初代Sora

その他にはボタン周りもアップデートされており、メインボタン中央に緩やかな窪みが設けられています。初代のSoraではフラットな形状だったため、指の配置の自由度が高い代わりに、ポジションの安定感に欠ける印象でした。一方、今作のV2では安定して同じポジションに配置することがしやすくなったように思います。

また、サイドボタンもサイズが大きくなり、ボタン自体の高さも低くなりました。表面加工もツルツルとした質感からマットな質感へと変更されており、より扱いやすいボタンになりました。

左:Sora V2|右:初代Sora

Sora V2の底面は軽量化のために簡素化されており、初代Soraに備わっていたDPIボタン、USBレシーバー収納ボックスが省かれました。

左:初代Sora|右:Sora V2

ケーブルはUSB Type-Cのパラコードケーブルが付属。大型のUSBドングルが付属していますが、こちらだとポーリングレート4000Hzには対応していません。今後別途販売される専用ドングルで最大8000Hzのポーリングレート設定が可能になる模様です。

Sora V2では、初期状態ではマウス本体にソールは貼られていません。形状の異なる2種類のPTFEソールが付属しており、ユーザーの好みに応じて使い分けることができます。

ボタン|ホイール

メインボタン
メインボタンは前述したように操作性を損なわない程度の緩やかな窪みがある形状で、指のポジションの安定感が向上したように思います。スイッチはオムロン製の光学式スイッチを搭載。クリック感は他社製の光学式スイッチとは全く異なる独特な感触で、小気味の良いクリスピーなクリック感。クリック音も非常に小さいものとなっています。個人的にはすべてのマウスでこちらのスイッチを搭載してほしいと思うほど気に入ったスイッチです。

サイドボタン
サイドボタンは初代に比べるとわずかですがクリック感が軽くなった印象です。また、クリック音が低音寄りになったほか、サイドボタンのサイズが大きくなり、高さも低くなりました。最新モデルらしく、全体的に良い方向にアップデートが行われています。クリック感も問題なく、非常に使いやすいと思います。

ホイール
ホイールは初代に比べるとわずかにスクロール感が重くなり、ノッチ感も増しています。クリックに関してはフィーリングはあまり変わらないものの、クリック音が低音寄りになっています。一般的にスクロール感は適度な硬さでノッチ感も適切。クリック感も適切で、全体的に満足のいく仕上がりとなっています。

ソフトウェア

Ninjutso Sora V2の各種設定はブラウザベースの「NinjaForce」で設定可能。ブラウザ上で動作するため別途ソフトウェアをインストールする必要がなく、手軽に設定変更を行うことができます。

Ninjutso Sora V2|総評

Ninjutso Sora V2は、初代から順当にアップデートを重ねてきたゲーミングマウス。穴なし構造で40g前後の軽量さを実現し、初代に比べて微妙な差ではありますが小型化されました。メインボタンには独特なクリック感のオムロン製光学式スイッチが搭載されています。

販売価格は99.99ドル(約15,000円)と性能と重量を考えると、非常にコストパフォーマンスに優れている製品であるといえます。形状に関しても、初代から全長と横幅が短くなったことでより癖の少ない形状となりました。

EloShapesでの比較では、XM1r、初代Sora、Sora V2の順で徐々にサイズが小さくなっていることが分かります。

画像:EloShapes

Sora V2はクリック感にも優れており、他のマウスにはないカチカチと小気味の良い独特なクリック感です。音も小さく、柔らかめのクリックながら反発力がしっかりあるため、連打もしやすい印象です。ずっと押していたくなるような心地よさがあります。

また、別途販売される専用ドングルで最大8000Hzの高ポーリングレートに対応予定とのことで、今後のアップデートにも注目が集まる製品です。低背かつ後部が高い左右対称の軽量マウスが欲しい方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

以上、「Ninjutso Sora V2」のレビューでした。

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