本稿では、EPOMAKERより発売されているキーボード「EPOMAKER Galaxy70」をレビューします。
製品スペック
製品名 | EPOMAKER Galaxy70 |
カラー | Gray / Black / Blue |
キーレイアウト | 英語配列 75%(82キー) |
キーキャップ | ダブルショットPBT Cherryプロファイル |
スイッチ | FEKER x HUANO Blossom Odyssey Switch ・Type: Linear ・Operating Force: 40±5gf ・End Force: 50±5gf ・Pre-Travel: 2.0±0.2mm ・Total Travel: 3.6±0.2mm ・Spring: 22mm |
ホットスワップ | 対応 |
ケース | アルミニウム(粉体塗装) |
接続方式 | 有線 Type-C / 2.4GHz / Bluetooth |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
ポーリングレート | 1,000Hz |
サイズ | 350.6 x 140.9 x 32.5mm |
重量 | 約1.79kg |
販売ページ(Amazon):https://amzn.to/3Mim4ng
公式サイト:https://epomaker.jp/products/epomaker-galaxy70?variant=48972350619969
開封|同梱品
同梱品
- キーボード本体
- USB Type-Cケーブル
- マニュアル
- 予備スイッチ×2
- 予備キーキャップ×2
- USBレシーバー(キーボード本体に収納)
- キーキャップ&スイッチプラー
概要|デザイン
Galaxy70は、EPOMAKER x Fekerのコラボレーションで発売された「Galaxy80」の後継機種。大枠はGalaxy80の意匠を引き継ぎながらも、75%レイアウトとよりコンパクトにした製品です。サイドキーが2列になり右上にノブを追加、横幅はわずかにスリムになりました。
また、ケースデザインはより丸みを帯びた可愛らしいデザインとなったほか、キーキャップは背の低いMDAプロファイルからより標準的なCherryプロファイルへと変化。あとはスイッチが変更された点以外に大きな変更点はありません。
ケースはフルアルミニウムで重厚感があり、粉体塗装でマットな質感で手触りも良好です。また、右下にはUSBレシーバーを収納するためのマグネット式の蓋付きポケットが備わっています。
キーキャップは昇華印刷によるPBT樹脂製で、Cherryプロファイルとなっています。質感はわずかにザラつきがあり、品質は良好です。そこそこの厚みがあり、実測値は約1.5mm。今回のレビュー機であるグレーモデルでは、キーキャップはメインはベージュとし、一部にブルーとブラウンのキーキャップが搭載されています。いずれも彩度の低いパステルカラーのような印象で、優しい風合いになっています。
底面は前モデルのGalaxy80と同様、中央に独特なロゴプレートが備わっています。ゴム足は丸い形状で、ここからも本製品のコンセプトが感じ取れます。
チルトスタンドはなく、傾斜は7度で固定されています。自然な角度でタイピングを行うことができますが、ケースに高さがあるのでリストレストを使用した方が良さそうです。
背面には電源スイッチとType-C接続ポートが搭載されています。全体的に丸みを帯びた形状で統一されています。
打鍵感
今回のレビュー機では「FEKER x HUANO Blossom Odyssey Switch」が搭載されています。リニアタイプのスイッチで、押下圧は40±5gfで比較的軽めの打鍵感です。アルミニウムケースとガスケットマウント、さらに5層の吸音フォームが搭載されていることにより、打鍵音はかなり低音寄りのマイルドなサウンドで、コポコポとしたクリーミーな打鍵音が印象的です。
底打ち時の衝撃もしっかりと吸収されており、不快な反響音もありません。当サイトでまとめて紹介したEPOMAKER MS68、P75、Galaxy70ですが、打鍵感に関してはGalaxy70が最も心地よいと感じます。スイッチとキーキャップを交換し、MS68とP75でも試打してみましたが、やはりGalaxy70が最も低音寄りの落ち着いた打鍵音を鳴らしてくれます。
MS68は静音性に優れたコンパクトなキーボード、P75はカタカタと元気な打鍵音を楽しめるほか、アルミニウムの外観がとても素晴らしい製品だと感じます。Galaxy70は丸みを帯びたデザインと、それにマッチするような優しい打鍵音が印象的です。
プレートはPP(ポリプロピレン)でフレックスカットされており、かなり柔軟性があります。スペースバーのプレート下部には吸音フォームが敷き詰められているほか、スタビライザーにはたっぷりとルブが塗布されています。
EPOMAKER Galaxy70|総評
Galaxy70は、EPOMAKER x Fekerのコラボレーションで発売された人気製品「Galaxy80」の後継機種。より丸みを帯びたデザインになり、サイズも75%レイアウトへとコンパクト化。キーキャップもMDAプロファイルから標準的なCherryプロファイルへと変更されました。
Galaxy80ではパチパチと石同士をぶつけ合うような打鍵音が特徴的な「Marble White Switch」が搭載されていましたが、本製品には「FEKER x HUANO Blossom Odyssey Switch」のほか、「Epomaker Zebra Switch」がオプションとして選択できます。本稿でレビューしているBlossom Odyssey Switchは、低音よりの打鍵音が特徴的で、Galaxy70の重厚なアルミニウムケースと優れた内部構造により、秀逸な打鍵音を楽しめる組み合わせとなっているように思います。
2万円を切る価格でこの打鍵感を楽しめるのは、正直かなり驚きました。デザインと色合いも優しい印象を受け、打鍵音もコトコトとクリーミーで心地が良いです。なお、Amazonでも販売されており、Blossom Odyssey Switchは「Petal Switch」として販売されている模様です。
デザインと動画の打鍵音が気に入った方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
以上、「EPOMAKER Galaxy70」のレビューでした。
販売ページ(Amazon):https://amzn.to/3Mim4ng
公式サイト:https://epomaker.jp/products/epomaker-galaxy70?variant=48972350619969
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