本稿では、EDIFIERより発売されているゲーミングマウス「HECATE G3M PRO」をレビューします。
製品スペック
製品名 | EDIFIER HECATE G3M PRO Transparent |
カラー | ホワイト / パープル / シアン |
形状 | 左右対称 |
接続方式 | 2.4GH / Bluetooth / 有線 |
サイズ | 118.7×61×38.6mm |
重量 | 66g(実測値66g ※レシーバー抜き) |
ボタン数 | 6ボタン |
センサー | PixArt PAW3395 |
DPI | 50-26,000 DPI |
LOD | 2段階調整(0.5-1.0mm / 1.0-1.5mm) |
ポーリングレート | 125 / 500 / 1000Hz |
バッテリー持続時間 | 120時間 |
製品リンク(MechKeys):EDIFIER HECATE G3M PRO
開封|同梱品
同梱品
- マウス本体
- USBアダプター
- Type-C USB ケーブル & USB ワイヤレス レシーバー
- マニュアル・保証書類
概要|デザイン
「HECATE G3M PRO」は、中国発のオーディオメーカー「Edifier」から発売されているゲーミングマウス。Amazonでも数多くのオーディオ機器を販売しており、安価でコストパフォーマンスに優れた製品が多い印象です。
Edifierのゲーミングデバイスに関しては、「G4M PRO」に続いて第二作目のゲーミングマウスとなります。スケルトン仕様のシェルを採用するほか、最大の特徴はメインボタンにデュアルスイッチ構造を採用している点でしょうか。ゲーム用のマイクロスイッチに加え、静音性に優れるタクトスイッチの2種類を搭載しており、裏面のスライドで切り替え可能というユニークな機能が備わっています。
シェルは半透明のマット加工が施されており、さらさらとした質感ですがグリップ力はやや弱め。サイズ感はG PROよりも一回り小さく、中型のゲーミングマウスといった印象です。メインボタンには深めの窪みが設けられており、指を定位置に起きやすいというメリットがある一方、指のポジションの自由度は下がります。
側面は逆ハの字型になっていますが、緩やかな傾斜となっているため、癖は少ない形状です。後部にかけては横幅が徐々に膨らむ形状ですが、こちらも緩急が少なく、全体的に万人受けしやすい形状になっている印象です。
トップは中央に頂点がきている形状で、かぶせ持ちやつかみ持ちなど、いずれの持ち方にも対応できる形状になっています。
ビルドクオリティはまずまず良好で、側面を強く押すとわずかに軋み音がするものの、全体的には十分高品質な作りになっています。
ボタン|スイッチ
メインボタン
G3M PROの最大の特徴は、2種類のスイッチを搭載している点です。ゲーム用のメインスイッチは「Huano Blue Shell Pink Dot」を搭載、静音を謳うスイッチにはタクトスイッチが搭載されています。
マウス裏面にはスライドスイッチが用意されており、必要に応じて使用するスイッチを切替えることができるユニークな構造になっています。メインとなるゲーム用スイッチは、若干柔らかめの押し心地です。底付き感があまりなく、シェルも薄いためは明瞭さにはやや欠ける印象です。クリック音も控えめ、ポストトラベルはやや長めに設計されています。
サイボボタン
サイドボタンはマット加工がされておらず、ツルツルとした肌触り。クリック感は明瞭さがあり、メインボタンとは異なり適度な硬さがあります。適度に高さもあり、非常に扱いやすく無難なボタンとなっています。
ホイール
ホイールの回し心地はやや硬め。扱いにくさは感じませんが、G PROやPulsar X2などと比べると少し重いといった印象を受けます。クリック感は適度な硬さで、ホイール自体の高さも適度な高さに設計されています。
ソール|センサー
マウスソール
マウスソールは上下2箇所の広面積ソール、センサー周辺にはO型ソールが標準装備されています。ソール自体の厚さはやや薄めですが、使用上は問題ありません。標準ソールとしては滑りもかなり速く、エッジの処理も適切にされています。付属品には交換用のソール1セットに加え、点ソールが8個付属しているのも嬉しいポイントです。
センサー
センサーには最新センサーのPixart PAW3395を搭載。デュアルスイッチ構造であるためか、ややフロントヘビーのように感じます。センサー位置も若干フロント寄りで重心はセンサー位置となっています。
ソフトウェア
HECATE G3M PROの各種設定は、ソフトウェア「HECATE Connect」で設定可能です。キーバインド設定やDPI(50-26,000)、ポーリングレート(125-1000Hz)、LOD(1-2mm)などの設定ができます。
総評
HECATE G3M PROは、オーディオメーカー「Edifier」が手掛けるゲーミングマウス。スケルトン仕様のシェルを採用するほか、メインボタンにデュアルスイッチ構造を採用しており、用途に応じてスイッチを使い分けることができます。
小ぶりなサイズ感で手の小さい方でも持ちやすく、癖も少ない形状です。ゲーム用のメインスイッチが若干明瞭性に欠けるため、人によっては好みが分かれそうなポイントです。
ユニークな構造を持つマウスでありながら、センサーには最新のPixArt PAW3395を搭載しています。価格は日本円で8,000円前後と安価でコストパフォーマンスにも優れています。静音性が求められるシーンとゲーム用途で使い分けたいという方におすすめできるマウスとなっています。
以上、「EDIFIER HECATE G3M PRO」のレビューでした。
製品リンク(MechKeys):EDIFIER HECATE G3M PRO
コメント
コメント一覧 (1件)
助かります