東プレは7月7日、ゲーミングキーボード「REALFORCE GX1」の7月12日にリリースを予定している新ファームウェア「A0.12」のアップデート内容を公開しました。
静電容量無接点方式の高級キーボードブランドとして知られる「REALFORCE」ですが、今年3月に新機能を搭載したゲーミングキーボード「GX1」を発売。Wootingに代表されるRapid Triggerに対抗すべく、AP・RPを4段階で可変させる新機能「ダイナミックモード」を搭載してのリリースでしたが、機能面ではまだWootingには及ばないといった印象でした。
本日公開されたリリースでは、7月12日に正式公開予定のGX1の新ファームウェア「A0.12」において、発売時点では4段階固定だったAPが0.1~3.0mm(0.1mm刻み)で調整できるようになり、さらにDynamic Mode(WootingでいうところのRapid Trigger)では、APが0.1~2.5mm、RPは-0.1~ -2.5mmの範囲で調整できるようになったとのこと。
また、その他の部分では新機能「Kill Switch」が新たに発表。こちらはFPSゲームの移動操作においてAキーとDキーを排他的に動作させる機能で、A・Dキーの両方の入力を検知すると、初めに押した方のキー入力が強制的にOFFになるというもの。VALORANTやCSなどのFPSゲーム等での活用が期待できる機能となっており、逆キーストッピングの高速化、切り返し撃ちの精度向上など、非常に期待できる機能となっています。
Kill Switch 使用例:
Aキーを入力中にDキーを入力すると、その瞬間にAキーがOFFに
Dキーを入力中にAキーを入力すると、その瞬間にDキーがOFFに
今回のアップデートで、REALFORCE GX1はWootingに並ぶかもしくはそれ以上の性能を持つ製品になったように思います。国産ブランドゆえの入手性、日本語・US配列に対応、30g/45gのキー荷重から選択可能など、様々な利点があるキーボードであり、今後のアップデートにも期待したいところです(個人的にはホワイトモデルがとてつもなく欲しいです)。
実際の使用感などについてはまた後日レビュー記事を公開する予定です。
東プレ、REALFORCE GX1キーボードの機能・性能を拡張する大型アップデートを実施
※以下、リリースを掲載
Dynamic modeが進化し、従来よりも高速な入力、高速な連打が可能に
東プレ株式会社(代表取締役社長:山本 豊 本社所在地:東京都中央区日本橋) は、現在発売中のゲーミングキーボード製品「REALFORCE GX1 Keyboard」(以下、GX1)の機能を拡張する新ファームウェアおよび新ソフトウェアを2023年7月12日(水)に同社Webサイトで公開します。
今回のアップデートにより、プレイヤーの入力をより素早くゲームへ伝える機能などが追加され、さらにゲームに最適なキーボードに進化しました。詳細は下記をご覧ください。
- APC設定(Actuation Point Changer: キースイッチのON位置調節)の進化
- ON位置を0.1mm〜3.0mm内で0.1mm刻みの30段階で設定できます。(従来は4段階まで)
2. Dynamic mode機能の進化
- キースイッチのONからOFF、OFFからONの作動点を0.1mm単位の移動量で設定できます。(従来はOFF、ON作動点は既定の0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmの4か所のみ)
3. Kill Switch(キルスイッチ)機能を追加
- Kill Switch機能とは、ゲームキャラクターの左右移動に使用されるAキーとDキーの同時入力が無効化され、後から押された片方の入力のみ有効となる機能です。 主にFPSゲームで銃弾をまっすぐ飛ばすための、「ストッピング」と呼ばれるテクニックの操作性が向上*します。(*当社調べ)
- イルミネーションに新点灯パターン(APC)を追加
- キーマップ入替で、ショートカットキー(修飾キー+その他のキーの組合せ)割当てに対応
- アクチュエーションポイントのカスタムを行うAPC個別設定の変更手順を大幅に簡略化
<備考>
今後ご購入されるGX1につきましては、流通在庫上当面は旧ファームウェアバージョンであることが予想されます。最新の機能・性能をご堪能いただくために、REALFORCE公式Webサイト( https://www.realforce.co.jp/support/download/ )へアクセスし、以下の最新のファームウェア・ソフトウェアにアップデートしてください。
- 最新ファームウェア バージョン: Ver.A0.12
- 最新ソフトウェア(REALFORCE CONNECT)バージョン: Ver.3.2.0
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